遺留分侵害額請求を弁護士に依頼するメリットと費用相場

相続人として当然受け取れるはずの取り分が大きく減ってしまった場合、遺留分侵害額請求を利用して取り戻すことが可能です。

しかし実際に手続きを進めるには、専門的な知識や書類作成が必要となり、自分1人で行おうとすると負担が大きくなります。

そこで重要となるのが弁護士への依頼です。

今回は、遺留分侵害額請求を弁護士に依頼するメリットと、実際にかかる費用の目安を解説いたします。

遺留分侵害額請求を弁護士に依頼するメリット

遺留分侵害額請求では、相手方との交渉や裁判所を通じた手続きなど、専門的なノウハウが求められる場面も多くあります。

弁護士に依頼すると、以下のようなメリットがあります。

• 相手方との交渉を任せられる
• 請求の根拠を明確にできる
• 調停や訴訟にも対応できる

それぞれ確認していきましょう。

相手方との交渉を任せられる

遺留分を侵害している相手は、遺産を受け取っている立場のため、話し合いがスムーズに進まないことも珍しくありません。

弁護士に依頼すれば、相手方とのやり取りを代理してもらえるため、精神的負担を大幅に軽減できます。

請求の根拠を明確にできる

遺留分侵害額の計算には、贈与や遺贈の扱い、不動産や預貯金の評価など、専門的な知識が不可欠です。

弁護士は法的根拠に基づき適切な金額を算出してくれるため、請求が認められる可能性を高められます。

調停や訴訟にも対応できる

話し合いで解決できない場合には、裁判所での調停や裁判に進む必要があります。

弁護士に依頼していれば、手続きの準備や裁判での主張立証を安心して任せられます。

遺留分侵害額請求を弁護士に依頼する際の費用相場

遺留分侵害額請求を弁護士に依頼する際には、主に「相談料」や「着手金（固定報酬）」、「成功報酬（報酬金）」、「実費・日当」などの項目がかかります。

以下は、それぞれの費用の目安です。

遺留分侵害額請求の交渉を依頼するのか、それとも調停を依頼するのかなど、依頼内容によって費用が変わります。

まとめ

弁護士に依頼すれば、法律に基づいた正しい主張や証拠収集、交渉を任せられるため、安心して請求を進められます。

費用は請求額や事案の内容によって異なりますが、適切なサポートを得ることで結果的に得られる利益が大きくなる場合もあります。

相続トラブルで悩んでいる方は、早めに弁護士へ相談し、自分に合った解決方法を見つけましょう。